飲食店で唐揚げを注文すると、よくレモンが添えられていますよね。
レモン汁をかけることでさっぱりとした風味を楽しめるだけでなく、実は味以外にも秘密があったのです。
その理由はズバリ、クエン酸が消化吸収を助け、ビタミンCが血中コレステロールの上昇を抑えるため。揚げ物とレモンは、味だけでなく栄養の観点からも相性の良い組み合わせと言えるのです!
このように、普段何気なく口にしているものの中には、理にかなったオススメの組み合わせもあれば、反対に控えた方がいい組み合わせもあります。
このページでは、良い食べ合わせと悪い食べ合わせについて紹介します。
積極的に取り入れるべし!相性の良い食べ合わせとは?
豆腐×かつお節
豆腐にかつお節を散らすのは定番ですが、ただのトッピングだと思っていませんか?
かつお節には、豆腐だけでは不足しがちな必須アミノ酸が含まれています。さらに、ビタミンDが豆腐のカルシウムの吸収率を高めてくれるのです。
豆腐のみで食べるよりも栄養価がアップするため、冷奴を食べる時は是非たっぷりかつお節をかけてくださいね。
刺身×わさび
わさびは風味付け程度に思われがちですが、実は強い殺菌作用を持つ食材です。魚の生臭さを軽減すると同時に、食中毒の予防が期待できます。
また、胃の働きを高め消化を助けるので、胃が弱くなりやすい暑い時期にもぴったりの薬味と言えますね。
生ハム×メロン
イタリアンのお店などで見かける生ハムメロン。「肉に果物?」と違和感を感じる方もいると思いますが、これにも理由があります。
生ハムには通常のハム以上に塩分が多く含まれています。そこで、メロンと一緒に食べることで、メロンに含まれるカリウムが、摂りすぎた塩分を体の外へ出してくれるのです。
カリウムは他の果物や野菜にも豊富に含まれています。塩分を摂りすぎたと感じる際は、いつものメニューにサラダを足したりおやつを果物にしたり、積極的に食べるようにしましょう。
鰻×梅干し
昔から悪い食べ合わせのイメージがある鰻と梅干しですが、実は相性が良いという事をご存知ですか?
梅干しの酸味が胃酸の分泌を促して鰻の脂肪分の消化を助けるため、食後の胃もたれを軽くする効果が期待できます。
また、鰻に含まれるビタミンB1と梅干しに含まれるクエン酸は、どちらも疲労回復作用がある栄養素。これからの季節、夏バテ予防にも一役買ってくれます。
これは控えるべし!悪い食べ合わせとは?
ラーメン×白米
ラーメンを食べる時、ついついチャーハンやごはん付きセットを頼んでしまいますよね。
炭水化物は、摂りすぎると分解しきれず脂肪となってしまいます。
食べたい気持ちをグッとこらえることがもちろん大切ですが、どうしても食べたい場合は半ラーメンと半ライスのセットにする等、量を調節しましょう。
そば×ナス
そばは胃を冷やし、ナスは体を冷やす作用があるため、一緒に食べることで腹痛や下痢を引き起こしやすくなってしまいます。
そこで、そばは温かいものにし、ナスは漬物ではなく焼きナスや揚げナスにするのがオススメです。
ビール×スイカ
暑い日にはスイカやビールが欲しくなる方もいると思います。しかし、一緒に摂るのは危険!
スイカもビールもほとんどが水分のため水分補給になりそうですが、実は利尿作用があるため脱水症状になる恐れがあるのです。
それに気づかず更にビールを飲み進めると短時間で飲みすぎてしまう危険もあるため注意しましょう。
調理の際や食事の組み合わせを考える際には、美味しさだけではなく栄養面での相性の良さも意識してみてはいかがでしょうか。