アボガドを食べる女性

いろいろな食べ方のできるアボカドは、とても人気のあるフルーツです。

ねっとりとした食感が料理のアクセントになり、味も濃厚で美味しいですよね。

そんなアボカドですが、美味しいだけでなく、実はギネスブックに「最も栄養価が高い」と記載されているほど、優秀な果物なのです。ご存知でしたか?

このページではそんな知られざるアボカドの栄養の秘密に迫り、その働きとおすすめの簡単レシピをご紹介します。

脂質が多い=体に悪いは大間違い!

濃厚でクリーミーな食感が特徴的で脂質が多いことから、別名「森のバター」とも呼ばれています。

脂質が多いと聞くと「なんだか体に悪そう…?」と思ってしまいますよね。しかし、そんな事はありません!大切なのは脂質の種類です。

体に良い脂質として有名なものの1つに「オレイン酸」があります。オレイン酸が多い油としてオリーブオイルが有名かと思いますが、アボカドにも多く含まれているのです!

この脂質は、悪玉コレステロールを減らす働きがあるため、コレステロール値が気になる方には特におすすめですよ。

美肌効果があるビタミンEが豊富!

アボカドには、ビタミンEが豊富に含まれており、まさに美容効果の宝庫!

ビタミンEには血行を良くする働きがあり、新陳代謝を高め肌荒れを改善する効果が期待できます。

季節の変わり目で肌が敏感になりやすい、今の時期にぴったりな食材ですね。

また、体内の酸素が増えすぎると、血管や細胞の老化につながるのですが、ビタミンEにはそんな不要な酸素を減らす抗酸化作用もあるのです。まさにアンチエイジングにもうってつけと言えます。

お試しあれ!簡単に作れるアボカドレシピをご紹介!

そんな嬉しい効果を持ち合わせたアボカドのオススメレシピを2つご紹介します。

コレステロール対策に!

一口大に切ったアボカドとマグロを熱々のご飯に盛り付け、醤油とごま油を回しかければ完成です。

マグロに含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしてくれる働きがあります。

アボカドに含まれるオレイン酸と併せて摂れば、より効果が期待できます。

夏の肌対策に!

アボカドとトマトを薄切りにし、オリーブオイルと塩と砂糖を少々かければ完成です。

トマトに含まれるリコピンは、紫外線による肌へのダメージを軽減する効果が期待できます。これからの季節にうってつけです。

アボカドに含まれるビタミンEと併せて摂って、紫外線に負けない肌荒れ知らずの美肌を目指しましょう。

ただし、アボカドはカロリーが高く、1個で約ご飯1杯分のカロリーに相当するため、1日あたり半分から1個を目安にして食べて下さい。

腎臓病の制限食として

腎臓病の食事制限は、たんぱく質・塩分を抑えることが重要なのですが、たんぱく質・塩分を抑えるとカロリーが取りづらくなってしまいます。

そこで、高カロリーのアボガドを副菜として摂取することで、簡単にカロリーアップできます。面倒な制限食の調理の負担も軽減できます。