日本人にとってなじみ深い食事といえば、白く温かいごはんではないでしょうか。ごはんといっても玄米、雑穀米、もち麦など色々な種類があり、それぞれの期待できる効果は異なります。
そこでこのページでは
- ダイエットしたい方
- 便秘を改善したい方
- 血糖値が気になる方
こちらの3つの困ったお悩みにぴったりのおすすめのごはんと美味しい炊き方のコツをそれぞれ紹介します。
ダイエットしたい方は【玄米】
玄米は一般的な白米を精米する前のぬかや胚芽がついている状態のお米です。実はこのぬかや胚芽には【ビタミンB1】が多く含まれており、エネルギーの代謝を助ける働きがあるため、ダイエット効果が期待できます。
さらに、玄米は食感がしっかりしているため、自然と噛む回数が増えます。すると満腹感が得られやすくなり、食べ過ぎの予防につながります。
炊き方のコツ
玄米は他の穀類に比べて固いため、半日程度水に浸けてやわらかくしてから炊きましょう。
水に浸けることで玄米が発芽し、甘みも増します。さらに体内への消化・吸収もスムーズになります。
なお、30~40℃くらいのぬるま湯で浸水すれば半分の時間で済むのでぜひお試し下さい。
便秘を改善したい方は【雑穀米】
雑穀米とは米に何種類かの穀物を混ぜたものです。中でもあわ・ひえ・もろこしには腸の運動を活発にする不溶性の食物繊維が多く含まれており、便秘の解消が期待できます。
入っている穀物は商品によって違うため、便秘が気になる方は特にあわ・ひえ・もろこしが入っているものを選んでみましょう。
炊き方のコツ
雑穀米には独特のにおいがあります。このにおいを抑えるためにはお米を研いだ後、麦茶を100cc程加え、浸漬してから炊くと食べやすくなります。また、薄くスライスした生姜を1枚加えるのもおすすめです。
血糖値が気になる方は【もち麦】
血糖値が気になる方には最近よく耳にするもち麦がおすすめです。もち麦に含まれる「大麦β-グルカン」という水溶性の食物繊維には、
糖質の吸収を緩やかにし、血糖値の急激な上昇を抑える働きがあるのです!
ちなみに、ゆっくり食べることで血糖値の上昇がより緩やかになるので、もち麦のプチプチした食感を楽しみながら食べてください。
炊き方のコツ
もち麦は多く入れすぎるとぼそぼそとした食感になってしまいます。お米一合に対してもち麦50g、水100ccを入れるとほどよいプチプチ感を楽しめます。慣れてきたらもち麦を増やしてみてもいいかもしれませんね。
ちなみに、炊いた後のもち麦は白米よりも傷みやすいため、保温のまま放置せずに小分けにして冷凍庫で保存しましょう。電子レンジで温めるだけで、いつでもおいしいもち麦ご飯を食べることができますよ!
さて、今回は3種類のご飯を紹介しましたが、あなたにピッタリのご飯はみつかりましたか?普段は白米しか食べないという方も、お悩みに合わせていつもと違うご飯を試してみてはいかがでしょうか。