常備菜

4月も中旬になり、もうすぐ5月ですね。

新元号が『令和』に決まり、新しい時代が始まる予感します。食生活の新しいこととして、今年の春からは自炊にチャレンジするというのはいかがでしょうか?

そんな意味を込めて今回は、毎日の料理の強い味方になってくれる、「常備菜」について紹介します。

常備菜とはなんでしょう?

そもそも常備菜とは読んで字のごとく普段から常備しておく、下処理済みの食材や作り置きのおかずのことを言います。

毎日一から料理をするのは大変ですが、週末など、お休みの日の時間を少し使って作っておくことで、毎日の料理やお弁当づくりの時間短縮になるのです!

また、あらかじめ何種類か常備菜を用意しておくことで、栄養バランスの偏りも防ぐことができます。

これだけ押さえればOK!長持ちさせるコツ

基本的にはどんなおかずも一度火を通してあれば、常備菜として保存することができます。冷蔵庫での保存であれば2~3日、冷凍であれば1週間以上は保存が可能です。

保存するときは、冷蔵の場合は密閉性の高い保存容器などに入れ、冷凍の場合は保存袋に小分けに入れておくようにしましょう。

ちなみに、お酢や塩を効かせたおかずであれば、冷蔵でも5日前後もたせることができるので、小松菜やもやし、細切りにしたにんじんなど一度湯通して、お酢と塩でマリネ風に味付けしたり、ごま油を加えてナムル風にするのがおすすめです。

時間がなくてもこれなら出来る!凍らせるだけ常備菜

忙しくて作り置き用におかずを用意する時間がないという方におすすめなのが、茹でた野菜をそのまま小分けにして、冷凍しておく方法です。

使いたいときに使いたい分だけ解凍して、和え物や汁物の具材に使うだけでも、時間の節約になります。また、凍らせることでメリットがある野菜もあります。

例えば、薄切りにした玉ねぎを冷凍しておくと繊維が柔らかくなることで、火が通りやすくなるため、いつもは時間のかかる飴色のたまねぎが5分ほど炒めるだけで簡単に出来上がります。

これなら忙しい朝でも、さっと炒めてコンソメで味をつけ、お湯を注げばおいしいオニオンスープが食べられますよね。

他にも、きのこ類は凍らせることで水分が出て細胞内から栄養が溶け出るため、旨み成分がアップすると言われています。

安いときにまとめて購入し、小房に分けて冷凍しておけば、日持ちがするだけでなく、更においしく食べることができるのです!

アルミホイルに冷凍したきのこをのせ、バターと醤油を加えて包み焼きにすれば、あっという間に立派なおかずが一品出来上がりますよ。ぜひ試してみてください。

これからの時期、新しい環境になると毎日慌ただしく、ついつい食事がおろそかになりがちですが、常備菜を上手く活用して、春からの新生活を元気に過ごしましょう!