新鮮野菜

4月といえば、新生活や新社会人など「新」という言葉をよく耳にする時期です。それは食材の世界においても言えることで、スーパーでも「新」のつく野菜が数多く並びます。

ところで、「新」がつく野菜は普通の野菜と何が違うのかご存知ですか?野菜により「新」がつく理由は様々あり、中でも味や栄養成分に特徴があるのでぜひ食べてください。

そこでこのページではこれからの時期が旬の【新たまねぎ】【新じゃがいも】【新キャベツ】を紹介します。

新たまねぎは甘さを活かそう!

新たまねぎといえばみずみずしく甘くやわらかいのが特徴です。

普通の玉ねぎは収穫して1カ月ほど乾燥させているので、水分量が少なくなり辛味を感じやすくなります。一方で、新たまねぎは収穫してすぐに出荷されるため、水分量が多く、甘みを強く感じるのです。

だからこそ新たまねぎは生で食べるべきです。加熱すると栄養素が損なわれてしまいますが、生で食べることで栄養を無駄にすることなく摂ることができます。

スライスした新たまねぎにおかかとポン酢を合わせて、オニオンサラダにしてみてはいかがですか?

新じゃがいもは皮も一緒に食べよう!

一般的には、収穫後に貯蔵してから出荷される普通のじゃがいもに対して、収穫後すぐに出荷されるものを【新じゃがいも】と呼んでいます。

そのため、新じゃがいもは普通のじゃがいもよりビタミンCが多いのが特徴です。また、通常ビタミンCは加熱することで失われやすいのですが、じゃがいもの場合はでんぷんがビタミンCを保護してくれるため、加熱しても失われにくいのも嬉しいポイント。

ちなみに、新じゃがいもの皮は薄く栄養素も詰まっているので、皮を剥かずに食べるのがおすすめです。

皮ごと蒸してバターと合わせてじゃがバターにしたり、さっと揚げてフライドポテトにしても美味しいです。

新キャベツは柔らかいのが特徴!

キャベツは通年出回っている印象ですが、この時期よく目にするのが春キャベツです。春キャベツの出始めのことを特別に【新キャベツ】と呼んでいて、葉が柔らかく水分が多いのが特徴です。

キャベツにはビタミンCや、天然の胃腸薬と呼ばれるキャベツ特有のビタミンUが豊富に含まれています。ただ、これらのビタミンは茹でると流れ出てしまうのが悩みどころです。

そこで、生でも食べやすい新キャベツがおすすめです。ビタミンを損なわずにしっかり摂ることができます。

おすすめは生の新キャベツに塩昆布とごま油を和えるだけのかんたん時短料理ですが、さわやかに春を感じる一品が完成します。

今こそ食べたい【新+野菜】。ぜひ積極的に取り入れて春を味わいましょう!